2020.06.25 13:17ショートドラマ『電車の中』僕:大学生の男。生き甲斐を探す日々。女1:男1の彼女。男1:女1の彼氏。女2:おばさん。高そうなハンドバッグを持っている。男2:スーツ姿のサラリーマン。スラッとしていて好青年。夜の電車の中。景色は、僕目線で見えている。 僕、ドア際に立っている。 すぐ近くの座席、左側に男1、右側に女1。滑舌が悪いメガネをかけた男と、少しふくよかな茶髪の女のカップル。年はどちらも30代前半といったところ。僕は...
2020.06.20 12:49コント『ボロ宿にて』A:若い男B:ボロ宿のおばあさん夜の8時過ぎ。 A、ボロ宿に入ってくる。A「ごめん下さーい。あれ、こんばんはー」 B、出てくる。B「はいはいはいはい、はい」A「あの、今日って1名泊まることってできます?」B「ああ、できるわよ。もうね、うちガラガラだから」 A、愛想笑いして、A「じゃあ1泊させていただいてもいいですか」B「はーい。アンタ、どっから来たの?」A「あ、東京から」B「あら、シテ...
2020.06.15 13:33ルー語クイズ今更ながら、ルー語が面白いなと思う。藪からスティックにそんなことを書いてもピンとこないかもしれないが。…こんな感じの。発明だなあと思う。ただの英訳だけではないのが面白い。「バカもホリデーホリデー言えよ!」とか。「レストレスト」より断然面白いもんなあ。というわけで、ルー語でクイズを作ってみた。というわけで、かは分からないが。ただの英訳だけではなく、本家に倣って意訳みたいに変な風になっているところもあ...
2020.06.12 14:03コント『茶道』 亭主、お茶を点てる場所に座って客を見ている。 客A客B客C客D、各々でお茶とお菓子を口にしている。 亭主、じっくり観察。 客A客B客C客D、お茶の最後の1口を飲む。器で顔が隠れる。 MC、障子を開けて入ってきて、MC「さあ、それではお聞きします。正解は、誰でしょうか!お答えを!」 テロップ「20分前」MC「クイズ、変な顔をしているのは誰でしょうー?」 BGM(オープニ...
2020.06.11 14:30耳に挟む。有線イヤホンをしている。ワイヤレスのイヤホンが流行っている今日この頃だが、僕は有線だ。特段ワイヤレスの方が良いなとも思わないので、携帯電話を買った時に付いてきた有線イヤホンをそのまま使っている。知り合いにも、ワイヤレスの人が増えてきたように感じる。僕は、失くしてしまう可能性、落としてしまう可能性を考えて有線にしている、という体でいるようにしている。まだ有線イヤホンをしているのか、と思われないように...
2020.06.10 12:35コント『社員食堂にて』A:先輩社員B:新入社員 B、座って昼食を食べている。 A、社食のトレーを持って来る。A「お疲れー」B「あ、お疲れ様です」A「1人?」B「はい」A「ここ座っちゃおうかなー」B「あ、一緒に食べます?」A「食べようよ」 B、おにぎりを一口食べる。A「え、イヤ?」B「なんでですか?」A「食べようよ、に対して、レスポンスがなかったからさ(笑)」B「あ、すいません」A「全然いいんだけどね」 ...
2020.06.09 14:00やる習慣何のためにブログを書くかを考えてみて、考えているうちになんやかんやの目の前のタスクが重なっていて、時間が空いてしまった。一度続けないと続けない習慣がついてしまうので、とりあえずやる習慣に戻すということで。ご愛読下さっている方々、申し訳ありません。書き綴ります。何のためにブログを書くかは、後日書きます。というわけで、今日は今日あったこと。電車に乗った時、どこにもつかまらないで体幹を鍛えるチャレンジを...
2020.06.04 14:00パスケース紛失物語夜、帰宅しようと思った時、パスケースがないことに気づいた。ものがなくなった時というのは、なんとも言えない焦燥感に駆られる。落ち着くために、井上陽水『夢の中へ』を頭の中で流しながら。心当たりのある場所を探して回る。カバンの中や、着替えを置いた後ろの方の机。昼にトイレで着替えたことを思い出し、そこにも行ってみるが、ない。困った。探す当てがなくなる。なくなると、急にどこを探していいのか分からなくなる。向...
2020.06.03 13:30世界の見え方虫の目や魚の目が人間とは違うように、人によってもそれぞれ世界の見え方が違う。とあるビル。僕は、いくつもエレベーターがある中でボタンを押して、思わぬ方向のエレベーターが「キンコーン」と鳴って、「いやそっちかい」と小声でツッコむ。他に乗客がいなかったら、10階に着いて、「10階でございます」と1人で勝手に言うかもしれない。そして、部屋へ向かいながら、何か面白い一コマが写真に撮れないかなーなどと考える。...
2020.06.02 13:00翌朝に思う。昨日ブログを書くことができなかった。投稿忘れなどを含めないならば、書きそびれたのは初だ。書き溜めておいてそれを出すこともあったが、そのストックが昨日はなかった。悔しい。自分で決めたことは、さらりとこなせる人間でありたい。ということで、翌朝書いている。電車の中の10分で何が書けるかを考える。既にある言葉を写すのは簡単だ。中吊り広告などにいくらでも文字は書かれている。しかし、自分で言葉を生み出すのが大...
2020.06.01 13:53短編『駆け下りる人』「階段やエスカレーターは、危ないですので駆け上がったり駆け下りたりしないで下さい」人もまばらな駅の中で、アナウンスが流れる。彼は改札階からホームへと続く長い階段を駆け下りていた。電車は来ていない。急いでいるわけでもない。それでも、彼は、駆け下りたい衝動に駆られていた。彼は、駆け下りながら考える。この先、怪我や病気になって、もしくは老いが来て、階段を駆け下りることができなくなった時、ああ、あの時に駆...