愛の形

帰り道、カラオケの前を通る。


カラオケの店員さんとかも大変なんだろうなあなどと考えながら。


向こうから2人組がやってきた。



あら。



1人はおじさん。


1人は制服姿の女子だ。


仲良さそうに喋っているようだ。


おお。


愛の形、様々。


僕には特にどうすることもできないしする筋合いもないので、おお、と思うぐらいにとどまる。


僕も2人組もカラオケの前まで来た。


2人組は立ち止まる。


カラオケに入るようだ。


すれ違う近さになって、もう一度2人組をよく見て、驚く。




制服姿の女子は、女子中高生ではなく、おばさんだった。


中高生というか、中高年だった。


きみまろさんの二番煎じみたいなことを言うしかない。




え、おばさん、だよなあ…?


それはそれでまたなんとも言えない。


おじさん側の癖なのか、おばさん側の趣味なのか。


愛の形、様々。


おばさんと見せかけておばさんメイクの女子高生だったらさらにややこしいけれど、さすがにそんなことはないだろう。


そこまでいくともはやどういう趣味なのか分からんな。


まあいいか。


多様性の時代ってやつか。




にしても、そんな2人がカラオケでどんな曲を歌うのかがとてつもなく気になる。


いやはや、寝つけない。


この辺で擱筆。

写真は「『ドグラ・マグラ』みたいに言うな。」

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