映像作品を公開しました。

https://m.youtube.com/watch?v=PBMd0HVdPFA


コロナ騒動が日本ではまだ対岸の火事だった頃、つまりは2月頃、東京直角街で卒業公演を行おうとしていた。


しかし、ウイルスの猛威は凄まじく、あれよあれよという間に日本にもやって来ていた。


だんだん、お客さんを集めて狭い空間で1時間以上公演をするのは、こちらがかかる分には自己責任だけれど、お客さんがもし感染でもしようものなら責任を取れないね、という話になり、結局公演は中止になった。


当時はまだ「3密」などという言葉もなかったなあと、感慨深い。




そんなわけで、3月に映像を撮ろうという話になり、それぞれなかなか予定が合わない中、撮影日を決めた。


短編映像用の脚本を書き、読んできてもらう。




撮影当日は、あいにくの雨であった。


春めいてきたかなという日々の中、急に揺り戻しが起こった極寒の日だった気がする。


身体が震えながらも、撮影を終える。


室内の暖かさに涙が出そうになるほどに。


そして、素材を見てみた。




めちゃくちゃ雨の音が入っている。


声がかき消されとるやないかい。


しかし、3人が揃える日はもうない。


困った。


諦めるのは悔しい。




ということで。




声を別録りして、編集ソフトでそれを映像に当て込もうということになった。


演者にやってもらってしまった。


面倒くさい作業を頑張ってくれました。


すごく時間がかかったようで。


演劇とかお笑いとか作品づくりとか、こうやって、次々やってくる難関をどう切り抜けようか考えながらやっていたなあと。


なんだか熱くなった。


そんなこんなでできた映像作品です。


ぜひご覧下さい。


この辺で擱筆。

写真は「別に1枚で分かる分かる!」

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