ミスの補填

何か悪いことをしてしまったとする。


悪いことというか、誰かに対しての自分のミスなどで、その人に不快な思いをさせたり、その人を怒らせてしまったりするようなこと。


その直後に、どういう振る舞いをするか。


僕は、他のことを一生懸命やって(いることをアピールして?)ミスの補填をする、みたいなのが恥ずかしくてできない時がある。


例えば、仕事で何かミスをしてしまったとする。


それはなんとか解決する。


問題はそのあとだ。


普段はしない、「何か仕事ありますか!」と言ってみたり、頼まれていない掃除を積極的にしてみたりということをするのが、恥ずかしくなってしまうような感覚。


もちろん、そういう行動をすべき時もあるかもしれない。


しかし、ミスはミスであって、他のことでそれの補填をするのはあまり意味のあることではないのではないかな、という気もしてしまう。


だからやはり、誰かに借りを作ってしまうようなことをなるべく避けたいのである。




親切なこととかも、それをやってますよ感を出さずにこっそりやりたい。


公にされたり過度に感謝されなくていい。


匿名でランドセルを贈るからかっこいいのであって、それが「実はこの人が贈ってくれていました!」という報道が出てしまうとなんだかニュアンスが変わってしまう気がするのだ。


いやあ、難しいな。




周りで、懸命に補填をするシーンや、やってますよ感満載の親切のシーンをしばしば見る。


「お、やってるなあこの人」とか思って、少し恥ずかしくなってしまう。


うーん、目線が斜めだなあ…。


もしかしたら、僕の、やってますよ感を出さないように出さないように、という思惑は見透かされているのかもしれない。


たとえ何かの足しにならなくても、「何か仕事ありますか!」の人の方が結局良いのかもしれない。


時と場合に応じて、どちらの人にでもなれるようにしておこう。




…でも、人となりとしては、出さない派である。


この辺で擱筆。

写真は「シックス-ワン」

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