あるものほこり
ないものねだりは、人間の性だ。
自分が置かれている状況がなにかしらある限り、そうではない状況も常に存在している。
隣の芝生が青く見える時もあるだろう。
しかし、ないものねだりは空虚なものだ。
なので。
「あるものほこり」をしてみよう。
自分の持っているものを、誇る。
自信を持つ。
たまにそれを他人から「ないものねだられ」する時もあるだろう。
そういう時は思い切り「あるものほこり」をしたらいい。
「これできてすごいね」「ここが素敵だね」「いいなあ」という声には、「やったー」「ありがとう」「いいでしょー」ぐらいの返しをしておいて、後で1人でこっそり誇るのだ。
自分に自信が持てるのは、やはり他人がいるから、という側面も大きい。
自信は、他人からの評価や他人との比較で生まれやすいからだ。
それはそれでいいのだと思う。
そうしないと、人は不安に押し潰されてしまうこともあるから。
でも、「ないものけなし」をしてはいけない。
「お前、こんなんもできないの?」とか、「これ持ってないの?」とか。
今の自分は過去の自分と比べて成長している、と自信を持てる強者ならいいが、往々にして人は弱いのだ。
だから、他人と比べるならそれでもいい。
それが、自分の気持ちをプラスに持っていくことに繋がるならば。
自分の家にしかないものや、自分の性格だからこそ楽しめることで、こんな時だからこそプラスに、プラスに。
フニクリ、フニクラ。
この辺で擱筆。
写真は「なんでダイイングメッセージみたいな書き方で!」
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