大作の対策
近所のスーパーに買い物に行ったら、今日から短縮営業という張り紙がしてあった。
食材を買い、レジへ行くと、レジには分厚いビニールの幕みたいなのが下りていた。
なんじゃこれは。
立て札に、説明がしてあった。
飛沫感染を防ぐために、テレビ番組などで出演者の間にアクリル板を立てるのと同じ要領で、幕が下りていたのだ。
すごいな。
昨日はなかったから、今日から始めたんだな。
一晩で頑張って作り上げたのか。
無骨に打ちっぱなし、下ろしっぱなし、みたいな、強引にやっている感じが面白かった。
まあ、企業というものは、対策をとっていますよ、と世間に見せることが大切だ。
心なしか、店員さんもボソボソと飛沫を防ぐ喋り方をしていたような気がする。
マスク越しだから分からないが。
ビニールがかなりドンッと降りているせいで、お金の受け渡しがちょっと大変。
下から手をちょっとかいくぐらせて渡さないといけない。
そのぐらいの苦労はそりゃあ受け入れるけれど。
それぞれ、大変だなあ。
でも、人間、大真面目にやっているほど客観的に見ると面白いものだ。
昔の人は本当に、世界は亀によって支えられているとか、星は天球に張り付いているとか信じていたのだ。
今のすったもんだも、未来の人が振り返って見て、「こうすれば一瞬で解決したのに。アホだなあ」と思うのかもしれない。
うーん、その未来が、既にタイムマシンの存在する世界なんだったら、現在にタイムトラベルして教えに来てくれー。
この辺で擱筆。
写真は「白飛びした豚丼」
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