流行りの「オンライン飲み」

会社の同期の人々で、「オンライン飲み」なるものをやってみた。


オンライン会議と同じ要領でみんながテレビ通話のようにパソコンや携帯電話をつないで、それぞれお酒を飲んだりご飯を食べたりしながら喋る、という。


それぞれがワイプみたいになっていて、お互いの顔が見えるようになっている。


僕は少し遅れてトークルームみたいなのに入ったのだが、出だしで結構立て続けにボケてしまい、ちょっと急にボケすぎたな、と反省する滑り出しだった。


でも、人となりを知ってもらわないと、笑ってもらえるものももらえない。


ボケたがりな人です。




多い時には15人ぐらいが同じ画面にいた。


(僕も含めて)皆さん、自分に話が振られるまでは喋らずに様子を見ながらいる感じが、日本人という感じでなんだか良かった。


僕が当初想定していたよりずいぶん様々な話題になった(大喜利もやってしまった…)し、その話題ごとに皆さん自分の考えを持っていて、良いなと思った。


僕の好きな「あの時実はこんなこと思ってました」トークもできた。


皆さんちゃんと、怠惰な部分とか愚痴とか、人間味のある側面も持ち合わせていたので、かなり安心。


ウィークデーは在宅勤務で、オンラインでつながっている状態のため、休憩時間にお喋りする、みたいなことができず、だから今まで皆さんのちゃんとしている部分しかあまり見えていなかったわけで。


これもし、別に普段も皆さんこういうちゃんとしている感じのままだったら、僕は一体どうしようかと思っていた。


だから、そうではない部分があるのだと分かり、「みんな人間だあ」と思って嬉しかった。


…そりゃあ人間なのだけれど。




オンラインだと、終電とかがないため、結局かなり夜が更けるまでゆるゆる喋っていた。


何人かは接続が切れて今から再接続する手間は面倒ということで脱落したり、何人かは眠気の限界がきて脱落したり、最後は「そろそろお開きに」となって閉幕。


パソコンを切った時、急に1人になって夢から醒めたみたいになった。


やはりそこがオンラインの脆いところだ。


大手を振って皆さんと直接会える日が来ることを切に願う。


それは、もちろん他のコミュニティの全ての人とも。




それぞれ、「あれ言っちゃったのちょっとミスだったかな」とか、「あの時の自分の言動はもしかして周りの人たちちょっと引いてたかな」とか、きっとあるだろう。


僕でいえば、やや毒気のあるボケを言ってしまった時にさすがに引かれたかな、とか、褒められた時にどう振る舞っていいのか分からなくなって変な謙遜みたいな感じになってしまったのが自分的に気持ち悪かったな、とか。


でも、僕から見て「なんだコイツ」という人は1人もいなかった。


むしろ、ちゃんとダメな部分や、自分はこんな感じの人です、というのを開示してくれたことにホッとした。


だから皆さんそんなに不安にならないでね、という報告と、僕もまあきっとそう思われているだろう、と思うことにして、あれこれ反省しすぎないようにしよう、という決意と。


その上で、それぞれの人となりはまあこれからゆっくり知っていければいい。


その上で、僕の全然良くない部分も見えてしまう時も今後あるかもしれないが。




この先もオンラインで全部オッケー、とは全く思わないが、でも、オンラインだとしても、自分を開示して、相手のことを知って、そうやって少しずつお互いのことを分かっていく、みたいなプロセスを踏むことはできるのだなと思った。


そして、(たとえ皆さんが自分目線でそんなことない、と思っていたとしても)僕から見れば皆さんちゃんといい人だな、と思えたので、良かった。


「素を見せてないから」と言う人もいるかもしれないが、言ってみればそれが現時点での素なわけで、これから、この部分は見せても別に大丈夫そうだな、というのを徐々に見せながら、素がだんだん変化していけばいいのだ。


なんだか小難しい話になってきたので、やめよう。




先々のことはよく分からないしあまり考えてもいないが、たとえすごく仲良しになったとしても、そこそこだったとしても、何の因果か偶然の巡り合わせで同期となった人々なのだから、横のつながりは大切に、「あの人元気かな」と気にかけていられたらいい。


そんなこんなで、改めて、よろしくお願いします。


直接言う勇気はないので、ブログに記しておく。




…いや次会った時恥ずかしいな!


この辺で擱筆。

写真は「色々想像かき立てさすな!」

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