久々の、一番後輩

内定先の業務のお手伝いをしに行った。
今回は2回目。

今の大学3年生のオンラインのエントリーシートを見て、スカウトをかけるみたいな業務。

仕事自体は、ずっとパソコンと向き合っているのでそんなにワクワクしながらやる感じのものではない。

でも、人のいいところを見つける目線が養われるし、こういう文章が人を引きつけて、こういう文章は読む気がしないんだなあ、と勉強にもなる。

この作業はきっとこういう点で自分の役に立っている、と「思おうとする力」は大事かなと思う。

もちろん妄信的に全部受け入れてはダメだけれど、何これ、とか、意味あるのかな、とかずっと思いながらやると、結局その時間を無駄にしてしまう感じになるので、「思おうとする」のだ。

意外と真面目な一面。



同じ課の、周りの人たちは優しい。

まあそりゃ、最初から「テメエもっと死ぬ気でやれよ!」とはならないと思うが、でも、ちょうどよくほっといてくれて、ちょうどよくちょっかい出してくれて、ちょうどよく気にかけてくれて、ありがたいなあと思う。


職場からのメッセージが届いているかの確認で自分の携帯のメール画面を見せた時に、チラッと見ただけだった隣の方が充電器を貸してくれた。

驚いていたら、「14%だったから」と。

細かいところに目が届いていて、さりげなく優しさを見せられて、ちょっと感動。
ありがとうございます。

あ、でも、浮気相手からLINEとか来ちゃったらすぐバレるな。

浮気相手からの通知はオフにしておこう。

…いや、浮気をやめい。



「黒目がツルッとしてるね」と言われた。

…黒目は基本みんなツルッとしてるやろ。
ザラッとしてたら毎回まばたき痛いやろ。

でも今まで言われたことがないことを言われたので嬉しい。

人と違うところに気づきたいよなあ。


「かわいい」的なことも言われた。

うーむ。

ありがたいし嫌な気持ちはしないのだけれど、この先見せてしまうかもしれないきったねえ部分とか、笑えないボケが出た時とかに撤回しないでくれー、と思う。

まあ、「よしよし」みたいにされるのも今のうちだな。

と思っておくことで今後怒られた時のダメージを少しだけ軽減できるよう備える。

…結局、自己防衛だ。

幼少期に、商店街の色々な店のおじさんおばさんによくしてもらった時は、そんないらんことは考えていなかった。

歳を重ねてしまったな。

でも、清濁併せ呑んで、その上で愛される人になりたいものだ。



そんなこんなで半日ぐらい同じ場所で働かせてもらった。


知らない人を知っていく、みたいなのも、後輩をやるのも、割と久々だった。


人間関係が上書きされていく過渡期なように感じる。

いや、でも、前のデータが消去されていかないようにしなければ。

つい「一番の居場所」を作ろうとしてしまう僕だが、他の人がそれぞれ僕の侵犯できない居場所を持っているように、僕の居場所も色々あるハズなのだ。

帰属意識は大事だけれど、ここが本当の居場所、あとは違う、みたいに思わないように。

…でもなあ。

遊びの誘いを断られたらしょんぼりしちゃうよなあ。

自分もこの人はそんなに優先度高くなくてもいいかなあ、とか思ってしまう。


まだまだ器が小さい2020年。

大きくなろう。

この辺で擱筆。
写真は「職場のお姉さま方がくれた3時のおやつセット。」

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