謎解きフィルター

謎解きクイズが流行っている。

ひらめきで解けるということで、知識クイズよりも間口が広いようだ。

そして、解く側だけでなく、出す側の人口も多くなっている印象だ。


そういうクイズを見る時に思うことは、世界を、謎解きフィルターを通して見られるか、ということだ。



マスタードを見たとする。
(マスタードを見たとする、って。)

① 
マスタードって「マド」と「スター」に分けられるな。
「窓」の間に「スター」が挟まってるな。

マスタードってカスタードと1文字違いだな。
「スタード」の部分は一緒だな。
あと、辛いと甘いで反対だな。


そんな風に見ると、

窓の真ん中に星があるイラストで、「これはどんな調味料を表している?」という問題ができるかもしれない。

マ ? =辛い
カ ? =甘い
?には同じ言葉が入ります。

という問題ができるかもしれない。
さらに言えば、
「スタード」って「スタート」みたいだな。
と思うと、

マ ? ゛
カ ? ゛
答え:スタート

という風に改題できるかもしれない。


例に挙げたのは言葉からのアプローチだが、ものの色や形、感触などの特徴、またそこからの連想語などにも繋ぐことができる。



謎解きの良問を見ると、そんな風に見えるのかー、と、感嘆と悔しさの両方が押し寄せる。

先にやられる前に考えよう。

この辺で擱筆。
写真は「麻薬ちゃうねんから。」

演劇集団 東京直角街

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