「少々」とウーバーさん。
久々に牛丼チェーン店で牛丼を食べた。
ホール担当の店員さんは、また東南アジア系の女性だった。
彼女に注文をすると、
「少々お待ち下さい」から30秒で牛丼が運ばれてきた。
早い。
「少々」すぎるな。
僕の中での「少々」の許容範囲はもっと長いのだが、こんなにも「少々」とは。
「少々」具合に感嘆していると、
「Uber Eatsでーす」と、50代くらいの女の人が店内に入ってきた。
小柄だが、シャカシャカのジャージ姿で、健康的なオーラを身にまとっている。
運動替わりになるし、自分にうってつけの仕事だと始めたのかな、と思った。
先ほどの店員さんが、厨房に向かってUber Eatsが来たことを告げる。
「ウーバーさんでーす!」
だが、そのイントネーションに少しカタコト感が出たのと、ウ「ー」バ「ー」と伸ばすのが足りなかったことで、完全に店内にいる人には、
「おばさんでーす!」と聞こえた。
少なくとも、僕にはそう聞こえた。
すごくドキドキした。
周りの様子を窺う。
自分だけか?
他の人も、気づいた上で、ポーカーフェイスをきめ込んでいるのか。
肝心の「ウーバーさん」が一番涼しげな顔をしている。
もちろん文脈から言えば「おばさん」なわけはないのだが。
「おばさん」と言ってもバレないか、検証してみたいと思った。
Uber Eatsバイトをしている友人にやってもらおう。
…やってくれないな。
この辺で擱筆。
写真は「何になったんだ…!」
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