写真の意味
ある日、スーパーに行ったら、アメフトボールぐらいのパイナップル(まあ、つまりそこそこ大きいサイズのパイナップル)が、300円で売っていた。
買って帰り、切り始めると、意外と面倒である。
半分残しておいて、また別の日に切るのもしんどいなあと思ったので、全部切ることに。
半分で、台形みたいなパイナップルがタッパーに山盛りになった。
もう半分は、6等分ぐらいにして、割り箸を刺して、冷凍室へ。
台形パイナップルは野菜室へ。
1人パイナップルパークである。
沖縄の名護にあるパイナップルパーク。
小さい頃に行った。
しかしもうあそこのパイナップル食べ放題のコーナーは終わってしまったらしい。
名護り惜しい。
ある日、味噌汁に入れようと乾燥ワカメを戸棚から出した。
それに引っかかって、片栗粉が出てきた。
片栗粉は、残り少ない。
質量がだいぶ小さくなっていたから、ワカメなんかに引っ張り出されてしまったんだな。
いっぱい入っていたあの頃は、そんなことなど起こらなかったのに。
でも、引っ張り出されたことで、片栗粉は、僕にその存在を知らしめたのだ。
ごめんよ、しばらく放っておいてしまって。
忘れてたわけじゃないから許してね。
こんなデンプンカンプンなことを言う僕だけど。
ある日、料理酒を使った。
料理酒は、何にでも入れることができるので、減りが早い。
隣にいたお酢のビンには、お酢がまだ6分目ぐらいまで入っている。
減りの早い料理酒を見て、「いいなあ」と思っていただろうか。
料理酒を入れても料理酒味にはならないが、お酢を入れたら料理はお酢味になってしまう。
周りの邪魔をしない奴の方が引く手あまたなのだろうか。
なんだか、日本人って感じだなあ。
頑張れ、お酢。
押忍。
この辺で擱筆。
写真は「お待たせ致しました。こちら、そんな日々を経てできた酢豚です。」
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