輪廻とつぶつぶ。
家にいることが多いと、あれこれ考えることが増える。
生き物は輪廻転生するか。
考える。
まあ、結果的に、すると思っている。
生き物というのは、つぶつぶ(これは何か物質的ではない粒)みたいなもので構成されている(もうおかしいけれど)。
そいつらは、その生き物が死ぬと離散する。
そして、そいつらの仲間のつぶつぶが無数に集まっている場所(これも特定できるような場所ではないが)に戻っていく。
そいつらは一定期間ふわふわと漂っていて、暫くしていくつかの粒が「よし、一緒になろうか」とまた生き物を構成する。
この考え方は、小さい頃読んだ『キップをなくして』(著・池澤夏樹)にあったものだ。
もちろんこれが正解、とは思っていないが、このつぶつぶたちを通して考えるとちょっとほんわかする。
だから好きだ。
僕は、次に生まれる時も人間だと思う。
それは、「次に生まれる時」とか考えられるのは人間しかいない(多分他の生き物は無理だよなあ…うん)からだ。
犬とかチンパンジーとか(もしかしたら虫や魚や植物も…?)自分はこういう生き物なんだ、自分と違う生き物(や自分と同じ生き物)が周囲にはたくさんいるんだ、と考えることができるなら、そういう生き物に生まれ変われるのかもしれない。
前世の記憶とか、遺伝子の中に組み込まれていたりしないのだろうか。
遺伝子って、そういうものではないのだろうか。
そういう方面には明るくない。
あらら。
この辺で擱筆。
写真は「シチュー!」
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