答え合わせ←書けたら一目置かれるかも。(なんでもクイズ第2弾)

①恵比寿

この地にサッポロビールが製造・販売する「ヱビスビール」の工場ができて、地名も「恵比寿」になった。

日本麦酒醸造會社(サッポロビールの前身)が作った「恵比壽麦酒」が当時の名称であったので、表記も「恵比寿」である。

「えびす」の漢字表記は「夷」「戎」「胡」「恵比須」など様々ある。


②醍醐味

「醍醐味」はもともとは仏教の言葉で、牛や羊の乳の精製における味の最上級のもの。

「乳味」→「酪味」→「生酥味(しょうそみ)」→「熟酥味」→「醍醐味」(5つを総称して「五味」という)。

転じて、物事の真の味わい、面白さという意味になった。


③孔雀

羽に孔(あな)のような模様がある雀。

英語では「Peacock」。


④卑弥呼

中国の歴史書『魏志倭人伝』の中に登場する。

3文字とも中国語の当て字であり、中国に比べて文明で劣っていた日本の王だったゆえ、「卑」の文字が当てられたという説もある。

当時日本に漢字はなかったが、意味としては「日御子」つまり「太陽の子」である。


⑤仏蘭西

中国語では「法蘭西」。

イタリアは、日本語では「伊太利」、中国語では「意太利」。

ちょっとずつ、違う。


⑥人参(人蔘)

もともとは「ニンジン」といえばチョウセンニンジンのことを指していて、枝分かれした根が人の形のようになったものが高級品であったという。

古くは「人蔘」と書き、「蔘」1文字でも「にんじん」「ちょうせんにんじん」と読む。


⑦鰹

身がかたいことから、「かたうお」が変化して「かつお」に。何というシンプルさ。

なので「堅魚」とも書くほか、かつおぶしの切り口が松の木の年輪に似ているため(諸説あり)「松魚」とも書く。


⑧南無阿弥陀仏

「なむ」は、サンスクリット語で「尊敬」や「崇拝」を表す「ナマ」が由来で、そこに漢字を当てたもの。

ヒンディー語の「こんにちは」である「ナマステ」も、「テ(あなた)」を「ナマス(尊敬します)」という意味である。

「阿弥陀仏」は、サンスクリット語「アミターバ(はかり知れない光を持つ者)」に漢字を当てたものである。


⑨寒心

感心:心に深く感じる。「感心する」

関心:心を引かれる。「関心を示す」

歓心:喜ぶ。「歓心を買う」→機嫌を取る。「歓心を得る」→気に入られる。

寒心:ぞっとする。「寒心に堪えない」


⑩双六(雙六)

2個のサイコロを振って、両方とも「6」が出ると多く進めてあがりに近づける。

「双方とも六」で「双六」。(「雙」は「双」の旧字。)




ということで、やはり漢字には色々な物語があるなあと思う。


日本語は、漢字とひらがなとカタカナとアルファベットと、全部使う。


世界でも稀有な言葉。


堪能しよう。


この辺で擱筆。

写真は「伊太利語みたいな言い方すな。」

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